蔵王龍岩祭で過ごした夏休み

分割して休みをとれる職場なので通常の休みと合わせて、金曜日から月曜日までの4連休にして、世間からちょっとずらしての夏休みにしました。普段は休みはどこかに行ったりせずに過ごすのですが、今年は三日間「蔵王龍岩祭」へ行き、蔵王のお山で楽しんできました。


蔵王龍岩祭

「山形のフェス、音楽祭」と言ったら、今年で8回目を迎えた「蔵王龍岩祭」ではないでしょうか。
ですが、名前は知っていたのですが今まで行ったことがありませんでした。普段聴く音楽のジャンルとは違うし、一緒に行ってくれる友だち、知り合いもいないし…、そんな理由で。
ですが今年は蔵王に友だち、知り合いができ、関係者の方々の龍岩祭にかける想いみたいなものを感じ、コレは実際行ってみなきゃと重かった腰を上げてみました。

蔵王龍岩祭は蔵王を元気にしたい!

という熱い想いをもった若者達が集まって2006年より毎年開催されている音楽を主体とした地域密着型、入場無料の音楽祭です。
雄大な自然の中で開催されるライブやDJの演奏はもちろん、陶芸教室等様々な体験が出来るワークショップブース、美味しい屋台やお土産屋さんが立ち並ぶマーケットエリア等の催しも充実。毎年県内外から音楽好き、アウトドア好きの方々にこの蔵王に沢山お越し戴いております。
また、このイベントは『環境にやさしいお祭り』をテーマに太陽光エネルギーやバイオディーゼルの使用、リユースカップの導入による省資源、省エネルギー化に積極的に取り組んでいる音楽祭です。

蔵王龍岩祭 » 開催概要


お山での三日間

この三日間は会場に泊まりこむ形ではなく、毎朝自宅からバスで蔵王へ上り、帰りは仕事が終わってから合流する彼女に自宅へ送り届けてもらうという形での参加をしました。

行くまでは多少の緊張がありましたが参加してみて、「すごく楽しかった」の一言です。屋根のない場所でレジャーシートを敷き横になり、日の光、音楽、ビールをたっぷり浴びて最高の夏休みを過ごせました。

初日、バスを降り会場の上の台までの坂をちょっと緊張して上りました、初めての場所へひとりで赴くってのはいくつになってもドキドキするもんだなんて考えながら。坂を上り終え、最初に会ったのは音茶屋の店長でした。店長とちょっと言葉を交わし握手と「楽しんでね!!」と声掛けで、緊張がほぐれリラックスして会場に入れました。今振り返ると店長の一言があったから三日間を楽しめたと言っても過言ではないです。

会場で友だちや知り合いに会い話すのはもちろん、彼等を通じて紹介してもらい更に交流が広がり、友だちになったりして。こういうのって大人になってからなかったような気がします。

様々なジャンルのアーティストの方々のパフォーマンスは最高で、今まで耳にしなかったようなジャンルの音楽を目の前でライブを観て一気に引きこまれ体が動いてしまうものばかり。この蔵王龍岩祭では上の概要にありますが、ステージに必要な電力(ライブの音響・照明等)に はソーラーパネルを使用した太陽光蓄電システム(オフグリッドシステム)や、蔵王温泉街で発生した廃油で作られたバイオディーゼル燃料を使用されていて、アーティストの方々がMCで話されていたのが、音がすごく良いらしいです。聞いてもクリアにキレイに聞こえていました。

また飲食店で使用されていたコップに再利用可能のリユースカップを導入されたり、皿や器をお店に返却するような形で、イベントを通して皆様の環境問題への関心を高めようと呼びかけているものでした。これら何も不便はありませんでしたし、ゴミが減り会場もキレイに使われていたようです。

三日間をお山で過ごして、山の天気は舐めてはいけないと実感しました。
ライブステージであるDRAGON STAGEは4時以降にステージに向かって山から冷たい風が下りてきました。二日目はTシャツ、長袖シャツ、カッパでは寒くて寒くてビールがなかなか減りませんでした。三日目は防寒対策で二日目+厚手のパーカーをカッパの下に着てちょうどよかったです。来年いらっしゃる方は防寒対策をしっかりしてください。ちなみに飲食店のところはDRAGON STAGEよりは寒くないように感じました。

アーティストの皆さん、実行委員会の皆さん、関係者の皆さん、蔵王温泉の皆さんに感謝し、来年の蔵王龍岩祭も楽しみにしています!今までにない最高の夏休みを過ごせました!

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